はじめに、貴方にお伝えしておきたいと思います。
この記事の内容は、あなたの「不快感」に向き合うことになる内容です。
そのため、向き合っている瞬間は不快感を増幅させる可能性もありえます。
しかし、この記事の内容を実践することによって、
自分の不快感の正体を知ることに繋がり、結果的に生きやすい「生き方」を実践できることにつながります。

※この記事はHSPの方向けです。
HSPについて知るには下記の記事を先にお読みになることをお勧めします。
不快感の正体を知る
HSPである私たちは、日常のちょっとしたことで、
不快感を感じると言われています。
たとえそのちょっとしたことが「私たちにとってちょっとしていない」ことでも、
世間的に見ればちょっとしたことなんだそうです。
例えば、
- 集中して作業しているときに突然しゃべりかけられる
- 自分の嫌いな音が混ざり合って鳴っている
- PCの光が強すぎる
等々
一般的に見れば、「ちょっとしたこと」が
私たちからすれば「大事」だったりしますよね。
でも、これってHSPとまとめられる私たちでさえ、
一人一人感じることが違うのです。
だからこそ、共感されない辛さがあるのですが、
周りだけのせいかというと、そうでもなく、
多くのHSPが「何が起きると不快なのか」という、
「自分の不快基準」を理解していないことが多いのです。
自分が不快だったことを記録する
「自分の不快基準」を知るといっても、
ただ漠然と何が嫌なんだろうと考えていても、
頭が混乱しますし、気分が落ち込んでしまうかもしれません。
ですから、まずはいつもの日常生活の中で、
「不快に感じたことをメモ」してみましょう。
- 電話で話すとなんか不快だった
- 自分のペースを乱されるととてもイライラした
- 匂いのきつい化粧品の女性と話をしていると頭痛がした
みたいな感じでいいです。
ただただ羅列してみてください。
手帳でも、スマホのメモでもボイスメモでも構いません。
仕事中にスマホが開けないのであれば、
仕事用メールに宛先なしの新規作成メールを作って、
本文に箇条書きしていくだけでも構いません。
これをやっていると不思議なのですが、
自分を俯瞰的に見ることによって、そのタイミングで感じた「不快感」が
少し和らぎますし、書いているとだんだん「不快パターン」が見えてきます。
それが、匂いなのか音なのか、はたまた顔が見えないという不安なのか、
大勢でいることによって気を遣わなければならないというプレッシャーなのか。
どんなものなのかは、やってみなければわかりませんが、
あなたの不快パターンが見えてくるはずです。
必要なのは知ること
不快に感じたことリストを記録し始めて、
1週間くらいたつと、結構な量のリストが出来上がっていると思います。
私の場合は、
- バスタオルの感触
- 電話での会話
- 大勢での社交的な場所
- 突然知らない人に喋りかけられること
など、日常生活から仕事に関わることまで、
無数の「不快リスト」が出来上がりました。
そしてこれを、同じ様なカテゴリごとにまとめてみると、
根本的にどんなことが起こると不快に感じやすいのかが
少しずつ見えてきます。
もちろん、すべてを知ることができれば一番いいのですが、
ここで重要なのは、「自分はどんな時に不快に感じる可能性があるのか」を知ること。
それさえ知ることができれば、
「不快に感じることを避ける」という対策を講じることができるようになります。
まずはHSPである自分がどんなことに対して、
不快感を感じるのかを、知りましょう。
生きづらさを改善するために、生きづらさの根本を知ることができれば、
改善策は自ずと見えてきます。