HSPに大切な「ハードルを下げる」こと

HSP

HSP(Highly Sensitive Person)であるひとは、

その特徴である敏感さによって、それ以外の人よりも傷つきやすい性質があります。

 

自分が怒られているわけでもないのに、萎縮してしまったり、

いつもと違う環境に身を置くだけで頭痛がしたり。

 

その症状がきつくなるとどんどん精神的に「しんどく」なり、

鬱病に近い症状になってしまいます。

 

そして、なによりもHSPの人は他人の気持ちを感じてしまうので、

きついことを他人に相談することもためらってしまいます。

そんな状況を放置していると、「きつさ」はどんどん深刻化していってしまいます。

 

自己肯定感が低いことが要因

HSPの人が、鬱に近い状態になってしまう多くは、

HSPの特性による傷つきやすさというよりも、傷ついてしまっている自分が情けないと思ったり、

自分が傷ついている、しんどいと思っていることを相談できずに抱え込んでしまうことにあります。

 

この原因は、自己肯定感が低いことにあると考えられます。

 

傷ついている自分が情けないと思っているということは、

「周りはあんなに平気なのに、こんなことで傷ついてはいけない」

と心の底では考えていたり、

 

相談できないということは、

「こんなことで相談してはいけない」

などと、思っているからだと思います。

 

周りと違う、周りに頼ってしまうことがダメなことだと考えている部分があると思うのです。

 

しかし、人間は一人一人違いますし、

どこかが足りなければどんな人でも他人に頼ります。

 

火事になってしまった時は、消防車呼びますし、

体調が悪くなったら、お医者さんに診てもらいますよね?

 

でも、HSPの特性で悩んでいる時には、それができないんです。

なぜかというと、大多数と違うことが恥ずかしいと感じているからだと思うのです。

 

この、他人(大多数)と違うことが恥ずかしいという感覚が、

「自己肯定感が低い」と表される状態です。

 

この状態であることこそが、HSPがきつくありすぎてしまう原因だと思います。

 

だって、自己肯定感が高ければ(自分はこれでいいんだと思えば)、

他人に恥ずかしくもなく相談できますし、違うことをダメなことだとも思わないですから。

 

自己肯定感は自分との約束を守って取り戻す

自己肯定感は本当は、全員生まれた時にはマックスでした。

 

だって、赤ちゃんの時に大人を見て、

「やべぇ、俺あいつらみたいに2本足で歩けねえ、俺ダメなやつだ」

とか思わないですよね。

 

いつしか立てるようになるわけですけど、

ある程度の年齢までは、他人と比較することなんてほとんどなく、

ひたすら遊び、好きなことをして疲れたら寝ていたはずです。

 

「お父さんお母さんが起きているのに、自分だけ寝るのは情けない!」

なんて思ったこともないはずです。

 

でも、幼稚園・小中学校、高校大学、そして社会へと、

集団生活をするようになると次第に他人との違いが明確に見えてきます。

 

そこで、その違いがマイノリティ(少数派)だったり、一般的に劣っていると言われる側にいたとすると、

どんどん自信をなくし、「これではダメなんだ」と思うようになります。

 

自己肯定感はほぼイコールで自信です。

 

そして、自信は取り戻せます。ということはもちろん自己肯定感も取り戻せます。

 

その方法は、「自分との約束を守ること」です。

 

よくわからないかもしれませんので、もう少し具体的にお話をすると、

「ダイエットするぞ!!」と思ったら、だいたい何キロくらい痩せたいのかとかの目標を決めますよね。

「2ヶ月で10キロ痩せるぞ!!」みたいな。

 

そして、それが現実的な目標かどうかは別として、

達成できない場合は、「あ、やっぱり俺ダメなのかな・・・」と思ってしまいます。

逆に達成できれば、「結構頑張ったなー」と清々しさと達成感で自信が湧いてきます。

 

このように、どんな目標かは別として自分の立てた目標を達成すること、

「自分との約束を守ること」が自己肯定感の回復には必要なのです。

 

約束は段階を踏んで、かつハードルは最低に

Twitterにこんな書き込みがあり、大きな反響がありました。

 

よー清水(@you629)さんという絵を描かれている方の発信なのですが、

「絵を描く」という目的のためなのに、「PCの前に座る」というのがすでに「1えらい」なのです。

(※このTweetが伸びたのは、最後の部分だと思われますが、、、)

 

このように、自己肯定感を高めたい時には、必ずハードルは最低にすることが大切です。

 

大抵の場合、最低のハードルであればすぐに超えられますからね。

で、最低のハードルを一個超えてしまうと次のハードルまでは結構近かったりするんです。

PCの前に座った後に、ペンを持つだけですから。

 

ただ、自分の体調があまり良くなくて、一気にできなさそうな場合は、

一気にやらなくても全然問題ないです。

ただ、毎日毎日最低のハードルを超えるだけ。(TweetでいえばPCの前に座る)

 

そうすると次第に、じゃあ次もやってみよう・・・

となってきます。

するとだんだん、「あれ、僕でもできるじゃん」という感情が芽生えてきて、

最終的にやりたかったことが完成してたりもします。

 

最低限のハードルを超えているだけで、

少しずつ自己肯定感も芽生えます(最低でも低くはなりません)し、

結果やりたかったこともできるようになります。

 

最後に

赤ちゃんが自己肯定感が高い理由は、実はもう一つあります。

それは、「立った」という事実だけでとても褒めてくれたり、

ボールを元の位置に戻しただけで、褒められるからです。

 

でも、これが大人になると大抵のことでは褒められなくなります。

むしろ、怒られたりけなされたりすることも多々あります。

 

ですから、最低ハードルしか超えられなかった日だとしても、

ハードルを1つクリアしたら、自分を自分で褒めましょう。

 

ハードルを一つ超えたら、強制的に自分を褒めてください。

もし、今回の記事の内容をもっと詳しく知りたいなと思ったら、

こちらの本を読んでみてください。

 

小さな習慣