どうもこんにちは。HSPのWebマーケター兼読書家のワヲン(@wawon_34)です。
以前、こんな記事を書きました。
上の記事では、いわゆる「弱点」と見える部分をさらしてみると、
結構みんな優しいよという話をしていますが、
そのもっと深い部分で考えた方がいい、「弱点」を放っておく戦略についてお話したいと思います。
この日本では、「弱点を克服する」ことの美学が溢れています。
そして、なによりも日本の学校教育では、良いところを伸ばすことよりも、
弱点を無くしていくという方向に重きが置かれがちです。
では、その方向性というのは本当に必要なのでしょうか。
弱点は、本当に無くさないといけないのでしょうか。
生きていくうえで、弱点がないことは本当にいいことなのか。
と考えるとまた違った見え方が見えてくるのです。
そもそも弱点とは

世間的に、弱点・弱みと呼ばれる部分はどういうところなのかというと、
「多くの人が普通にできることが、できない。」だったり、
「その人の不得意な部分のこと」を指しています。
確かに、僕たちが全員、弱点のない人間であればいいのですが、
そんなことはありません。
生物ですので、一人ずつ違った特徴を持っていて、
一人ずつできることできないことが違うのです。
それでも、多くの人の平均点をとってみると、普通のコトというのは
確実に存在していて、それが普通にできないと
「変なやつ」だったり、「社会的弱者」のような扱いを受けてしまったりするのが現状です。
弱いやつだと認識されることでハードルを下げる

この世の中で、一番意味の分からないプレッシャーが、周囲からの期待です。
この世の中に住んでいる全員が、
サッカー選手の本田圭佑さんや、野球選手のイチローさんのように、
常にプレッシャーと戦い続け、周囲の期待に答え続けられるのであれば、
周囲からの期待はとてもうれしいものだと思います。
しかし、いわゆる「普通」の人はそうではないのですが、
なぜか「期待」をされます。
皆と同じことを同じようにこなす期待をされるのです。
でも、皆と同じような人が同じことをしても褒められないし、認められないのがこの世の中の難しいところで、苦しいところです。
そこで、提案したいのが、最初から苦手なところを「普通」のレベルにしないということ。
例えば、いつもテストで60点取る人が、50点を突然取ると、
大体周りから失望されます。もしくは怒られます。
しかし、いつもの点数が20点だった場合、50点とれば褒められます。
ほぼ確実に。
なぜかというと、それはもともとの期待値(期待されているハードルの高さ)が違うからです。
あなたもTVとかで、「障害者が健常者に交じって働いている」ところを特集で組んだ番組などを
見たことがあるのではないでしょうか。
やっていることは、「人間が働いている」だけなのに、
普通のサラリーマンが働いていても何にも褒められやしないのに、
「障害者」という個性を持っている人が出てくると突然ヒーローのように扱われるんですよね。
ということは、
無理して努力をして、「普通の人」というレッテルを張られるより、
「弱点」が露呈している人の方が、期待値が下がるので生きやすいのです。
大切なのは、周囲に「弱いこと」を知られていること
上で書いたように、弱い人が普通のことをやっているだけで、
その世界のヒーローのように扱ってくれます。
ビリギャルでおなじみの↓の本も、
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弱いところからスタートしているから本になったわけです。
慶応大学に入ること自体はすごいことで間違いないのですが、
それでも毎年数千人は慶応大学に合格するわけです。
その中でも書籍になった人なんてほとんどいません。
でも、ビリからのスタートだったから神のように扱われるわけです。
ということは、僕らは弱点をさらしながら、少しだけすごいことを成し遂げてしまえば、
たったそれだけでめっちゃすごい形で、「ヒーロー」や「神」のように扱われる可能性があるのです。
ただ、それには最初から「弱み」が周囲に知られていることが大切なので、
できるだけ「弱み」を放置して周りに知ってもらう必要もあります。
ヒーローや神と思われた方がいいこと
ここまで呼んできて、「ヒーロー」や「神」とかそんなに注目を集めたくないよ・・・
とあなたは思っているかもしれませんが、少しだけ聞いてください。
この世の中で求められている価値というのは、
「求める人の総量」によって決まります。
この動画で、武井さんがお話されているように、
本当に人が求める数によって、価値が決まってしまう世の中です。
ということは、静かに暮らすよりも少しだけ周り求められるような人になった方が、
お金は稼げるし、それを使って自分の好きなように暮らすことができるのです。
もちろん、無理をしろというわけではありませんが、
周囲の人に求められて充実した生活を送れるようにもなるのです。
最後に
今回の話をまとめます。
- 弱点は直さずにそのまま行こう
- 弱点をさらして周囲の期待値を下げよう
- 期待値が下がった状態で少しだけ頑張ってヒーロー化されよう
- ヒーロー化された方が、今の世の中生きやすいよ
HSPや発達障害などは、外見からはわかりにくかったりして、
悩んでしまうことも多いと思います。
そんなときには、弱点をさらけ出して期待値を下げてもらいましょう。
そしてたまーに頑張って実績を出せれば、貴方はヒーローになって、
とても生きやすい環境が周りにできるはずです。
無理はせずに頑張りましょう。