HSPはうつ病にかかる可能性も高いらしい
HSP(Highly Sensitive Person)は、人一倍周りの刺激に敏感で、
それ以外の人にとっては、なんともないようなことでさえ、
深く傷ついたり、不快感を覚えてしまったりします。
※HSPってなに?という場合は、こちらをお読みください。

HSPはその過敏さが他人と違うゆえに、いろいろなタイミングで精神的なダメージを与えられ、
うつ病をはじめとする、精神的な疾患にかかりやすいと言われています。
これは、「自己肯定感」が低くなってしまっていることが大きな原因です。
あなたは、あなたのままでいいのに、無理やり他人と比べてしまい、
最後には落ち込んでしまう・・・。
こうやって繰り返して、病気になってしまうのです。
今回は、肩の力を抜き、「自己肯定感」を高めながら生きていく方法をご紹介します。

目次
1.自己肯定感とは?
「自己肯定感」について、精神科医の明橋大二さんはこのように説明しています。
自己肯定感とは、わかりやすくいうと、
「自分は大切な存在だ」
「生きている価値がある」
「必要とされている」という気持ちです。
簡単に言えば、
「自分は自分でいいんだ」という気持ちになります。
自己肯定感は大人になるにつれて失う
人間だれしも、小さなころは他人との違いに気が付くことがあっても、
それが嫌なことか良いことかはわかっていないことが多く、
自己肯定感は失われていません。
そう、小さな子供を見ればわかりますが、大抵子供は楽しそうなのです。
つまり、自己肯定感は大人になるにつれて失ってしまうのです。
だからこそ、なるべく早く大人になった段階で、
「自己肯定感を育てなおす」必要があります。
自己肯定感を立て直すのに必要なたった3つのこと
HSPが、自己肯定感を立て直す(育てなおす)のに必要なことは、
大まかに分けるとたった3つです。
①肯定的な言葉をかけてくれる人との会話やカウンセリング
②自分を認めてくれる人を見つける
③自分から自分に向けてプラスの言葉を投げかけること
もう少し細かく説明します。
①肯定的な言葉をかけてくれる人との会話やカウンセリング
自己肯定感が低いと、ことあるごとに自己否定に走ります。
実は自分とは全く関係のないことなのに、
あぁ、あの時僕があれをしなかったら・・・
とか考え始めてしまいます。
そうなると、どんどん自分の殻に閉じこもってしまいます。
そこまでいっていまうとなかなか外に出られないため、
周囲の人の力を借りることが重要になってきます。
自分の考えをとりあえず受け止めてくれて、
肯定的に返してくれる人の存在があれば、その人に打ち明けることによって、
自分から吐き出した言葉が次第にプラスになっていきます。
この作業を繰り返すことによって、
次第に自己肯定感がプラス側に向きやすくなるのです。
ちなみにこの相手は、お医者様でも構わないと思います。
とにかく、考えを修正してくれる人かつ肯定もしてくれる人に打ち明けてみるのが一番です。
②自分を認めてくれる人を見つける
①と似ているのですが、違うのは会話することではないこと。
会話をしなくてもあなたの行動を認めてくれる人を見つけられると良いです。
例えば、
「今日はなにもできなかった」
とあなたが思っていたとしても、
「ゆっくり休めてよかった」
と行動を肯定的にとらえてくれる人です。
ダメだと思っていたことも、違う捉え方をすると良いイメージを持つことができ、
めぐり巡って、「こんな自分でも生きていていいんだ」と思えるようになります。
③自分から自分に向けてプラスの言葉を投げかけること
③は①や②と違い、
自分から自分に向けたアプローチになります。
特におすすめなのは、スマホのメモ機能やSNS,ブログなどで、
自分に向けた肯定的な言葉を発信することです。
人間、言葉をしゃべろうとすると咄嗟にいつもの癖が出てきます。
もちろん、それは思考の癖もそうです。
そうすると、会話をしている間はどうしても自己肯定感の低い時間が続いてしまうのです。
そんなときは文字に起こせるところで、考えながら自分への肯定的な言葉を投げかけてみましょう。
最初の頃は恥ずかしいかもしれませんが、
だんだんと慣れてきます。
日記やSNSはいつしかあなたのプラスの言葉で埋め尽くされているはずです。
そうすると、蓄積されたプラスの言葉であなたの生活は彩られ、
次第に、自己肯定感を取り戻していくのです。
最後に
自己肯定感は、基本的に他人と比べることによって生まれてきます。
そのため、「自分は自分・他人は他人」というように
考えていくことが非常に重要になってきます。
比べるべきは他人ではなく、過去の自分です。
1ヵ月前より●●ができるようになった。
1年前より××kg減った。
など変化は必ずあると思います。
そういった肯定的な面に目を向けられると良いでしょう。
HSPにおすすめの本