HSPが共感しすぎで死ぬ話

HSP

ショッキングなタイトルの記事にようこそ。

HSPは共感を求めすぎたり、自分自身が共感しすぎるようになると、
死んでしまう可能性があります。

それは、多数に埋もれHSPらしくなくなるということでもあり、
自分でコントロールできる部分が減って、
しんどさにブレーキが掛けられなくなるからということでもあります。

少し抽象的な話になってしまいますが、
HSPの人に考えてほしい内容なので、是非読んでみてください。



人間の判断パターンは大きく分けて3つ

いきなりですが、人間には、思考・判断のパターンが大きく分けて3つあります。
※最終的にHSPの方へのアドバイスに繋がるところなので、我慢してください笑

 

  1. 自分の中にある「これだ」を信じる革命家タイプ
  2. 論理性を信じるコンサルタントタイプ
  3. 協調性・多数性を信じる視聴者タイプ

 

です。

このタイプの名前は僕が勝手に言っているだけですので、特になんの優劣もありません
この記事では、どのタイプが素晴らしいとかという議論をしたいわけではなく、
思考のパターンの特徴として、大体この3種類の人間がいるということを覚えてください。

ざっくり言うと、何かに迷っている時に、

自分の感覚を信じるという人は革命家タイプ、
論理的な正しさで判断する人はコンサルタントタイプ、
みんながどう答えているのかで判断する人は視聴者タイプ

です。

革命家タイプの特徴

革命家タイプは、自分の思考などを信じるので、
他人に流されず新しいことに挑戦し続けます。

未来への予想が思考の中心にあり、
次から次へと行動を起こしますが、飽きやすいです。

また、自分の思考/感覚という他人に見えないもので判断するので、
周りに理解されることが難しく、理解されるまでに多くの時間を要しますし、
基本的には孤独になりやすいです。

コンサルタントタイプの特徴

コンサルタントタイプは、感情をできるだけ排除した論理という、
有無を言わさないような説明の仕方をするので、周囲からの納得を得やすく理解はされやすいです。

論理というものは、いわゆる科学的な視点から見出されるので、
過去に起きたことをベースに考えます。
過去志向と言えるかもしれません。

過去の傾向を尊重するあまり冷たい決断を下すことも多く、
革命家タイプとは違う意味で孤独に陥りやすいです。

視聴者タイプの特徴

視聴者タイプは、価値判断の軸が自分の中ではなく、他人にあります。

自分の考えでも、論理でもなく、
周囲が今何を支持しているのか(何をしているのか)が、重要になります。

“他人”が判断軸のため、盲目的に同じ意見になることがしばしばあります。

ただ、自分が下した判断の理由が自分の中になく、自分で深く考えることもしないため、
環境の変化や周囲の変化によって、すぐに判断がひっくりかえったりします。

常に変化しやすいことと、今の自分の環境に左右されやすいことから、
現在志向とも言えるかもしれません。

周囲に意見を合わせるため、自分の価値観ではありませんが、
孤独に陥ることは稀です。



世間的な割合としては、視聴者タイプが多い

大体わかってもらえると思いますが、世間的には視聴者タイプが圧倒的に多いです。

マスコミの情報を鵜呑みにしたりしやすいため、
大衆的な感情や価値判断にコントロールされやすく、
TVに出ているからという理由だけで政治家を応援したり、
人気絶頂だったタレントに恋愛スキャンダルが出るだけで、叩きまくったりします。

それを良い、悪いというわけではありませんが、
マスコミの取り上げ方一つで、同じ事実に対する世間のイメージが変わってしまうのは、
ここが根本的な理由として存在しています。

HSPは共感力が高いため、結構他人の気持ちがわかってしまい、
そちら(視聴者タイプ側)に判断軸を持ってかれる可能性が高いです。

これが最悪だと僕は思っています。

なぜならば、視聴者タイプは「他人と同じ」ことが最大の武器であり、価値です。

そこにHSPが混ざると、軸がすべて他人に移り変わっていってしまい、
自分での判断ができなくなります。

きついのに休めなかったり、しんどいのに言い出せなかったりします。

そうなってしまうと、
HSPはきついところから抜けることができなくなってしまい、
HSPだから持っている才能も発揮できなくなってしまうと思うのです。

これがこの記事のタイトルの所以です。

見える景色が違う

そもそも各思考パターンは、見えている景色が違います

特に革命家タイプは、
「過去」にも「今」にも存在せず、
「他人」にも存在しない、自分の感覚を信じていたりするので、
周囲には、言っている理由がわからず、大体バカにされたり、攻撃されたりします。

もちろん、これが成功までたどり着けば、他のタイプ、
特に視聴者タイプの人は盲目的に称賛してくれますが、
コンサルタントタイプにとっても、
論理で説明できない革命家タイプの思考は??だらけです。

一方で、コンサルタントタイプは、
論理的という普遍的なもので説明できるので、大抵のタイプに納得されます。
視聴者タイプにも、わかるので、多数派が支持してくれることもあります。

視聴者タイプは、判断軸は他人なので、”なんか流行っている”だったり、
“周りがやっていること”というのが絶対です。

ですので、正しいとか正しくないとかそういうことではありません。
ただ、基本的に多数派を選択するので、多数決の原理を用いている世界では、
視聴者タイプの意見は正しくなりやすいです。

ここまで読んでいただけたらわかると思いますが、
各思考タイプは、なかなか交じり合うということがありません。

前提が違うので、そもそも言語が違うくらい違うのです。

でも、論理であれば納得できるので、
視聴者パターンはコンサルタントパターンの言っていることは理解できます。

逆は微妙ですが、多数が支持しているという数字的根拠となれば、
コンサルタントパターンも納得します。

ここで、仲間外れのようになってしまうのが、革命家パターンです。

革命家パターンの人も、同じように孤独を味わいやすいコンサルタントパターンができるように、
次第に視聴者パターンの多数決の票(共感や理解)を得たくなり、
だんだんと視聴者パターンに溶け込もうと試みるのですが、大体上手くいきません。

なぜならば、判断軸(価値観)が全く違いますし、納得感も薄いからです。

HSPの感覚が伝わらない理由

HSPという概念や感覚が周囲に理解されない理由もここにあると思っています。

HSPというものは、人口の約20%いると言われていて、2:8と考えれば少数派です。

ただ、HSPという概念自体は物理的に目に見えているわけでもなければ、
少数派であり、他人の中にも感じられないものなので他の人が理解できません。

HSP本人の刺激に対する感覚が軸になっているからです。
多数の人が信じるもしくは理解できるのが、論理もしくは多数です。

このどちらでもないHSPは、理解されない(できない)のです。

そんな中で、HSPの当事者が「HSPのこと」を感情的/直観的に説明したら、
周囲はどんな反応をするでしょうか。

理解ができず、意味の分からないことを熱弁されては、
周囲の人は、「頭のおかしい人」のような評価を下すでしょう。

だからこそ、HSPをHSPとして伝えるのではなく、
一つ一つの感覚の鋭さについて、

「これでは眩しい」

「これでは耳が痛くなるくらいうるさい」

などと伝えるべきなのです。

そうすれば具体性も出ますし、言っている意味が少しは理解できるからです。

HSPが持った方が良い能力

HSPは、共感をしすぎてしまっては、視聴者タイプの中に埋もれ、
自由を失ってしまうので、しんどすぎるという話をしました。

それと同時に、革命家タイプのような特徴がHSPなので、
周囲になかなか理解してもらうことができません。

ただ、ここを解決できる一つの手段があります。

それが、コンサルタントタイプ(論理的)の思考・説明方法を身に着けるということです。

論理がある程度通れば、視聴者タイプも革命家タイプも納得できますし、
意味がわからなくないので、無駄に攻撃されることも少なくなります。

この論理的な説明方法を身につけるには、結構時間はかかってしまいますが、
取り合えずのおすすめは、下の本を買って読んでみることです。

ロジカル・シンキング

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
最初は、うまくできなくでも、理解ができなくてもさらっと読んでみてください。

理解ができないのは恥じることではありません。

なぜかと言えば、そもそもの思考パターンが違うわけですから、
そんな簡単に理解できないのかもしれないと思って大丈夫です。

ただ、そこまで難しい話でもないので、2~3回同じものを読めば理解できると思います。

HSPは、「HSPじゃない人生」というのは送れません。
HSPという手札を渡されたからには、それを使って生きていく必要があります。

簡単ではないですが、悲観することはありません。

人生という長い旅を少しでも良いものにするために、
一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。