どうもこんにちは。ワヲンです。
HSP向けの記事だけではないものを書こうといつも思うのですが、
多分僕の知識だとHSPの人をメインに書いた方が、メリットを受けられる人が多いと思うので、今回もHSP向けに書きたいと思います。
今回のテーマは、「HSPとカフェイン」についてです。
HSPとはなんぞやという方は、こちらの記事を読んでください。

HSPかどうかのチェックリストにも、「カフェインに敏感に反応する」という項目があるほど、HSPの人は、光や音なんかと同じように、カフェインにもHSP以外の人よりも反応してしまうようです。
ですから今回は、HSPの人がカフェインと上手く付き合う方法について考察したいと思います。
しかし、僕は医者ではありませんので、明確な医学的根拠が欲しい方は、お医者さんの論文でも読んでいただければと思います。
目次
HSPがカフェインに敏感とはどういうことか

カフェインとは何かということは、多分これをご覧のあなたもご存知かと思います。
コーヒーやお茶なんかにも入っている、眠気覚ましによく用いられる物質です。
興奮作用と鎮痛作用もあるため、世界で最も用いられている精神刺激薬という位置付けようです。
ただし、カフェインは大量に摂取しすぎると体調を崩したり、最悪の場合死に至ります。
HSPがカフェインに敏感というのは、
- 夜に摂取しなくても、午後に摂取するだけで眠りが浅くなってしまう
- HSP以外の人が問題ない量でも体調を崩してしまう
こういったことを指すようです。
どうでしょうか。HSPであるあなたももしかしたら経験があるのではないでしょうか。
これを書いている僕は、仕事柄ずっとPCの前にいるのでついついコーヒーやチョコレートなどを口にしてしまい、カフェインを摂取し過ぎてしまいます。
それのせいで眠りが浅くなったり、体調を崩したりなどしょっちゅう起こります。
※常に後悔します笑
カフェインはそもそも身体に悪いのか

HSPが、カフェインに敏感に反応したとしても、身体に害のない物質であれば、問題はありません。
では、実際にどうなのかというと、摂取し過ぎは注意が必要であると言われています。
1日当たり400mgの基準
カナダ保健省が勧告を出している数値を引用すると、
「健康な一般成人の場合、1日当たり400mg以上カフェインを摂取しないように」とされています。
これは、ブラックコーヒー約3杯ほどのカフェイン量です。
しかし、1日235mg以上を摂取していた場合、カフェインの摂取を中断して2日目には頭痛を発症する可能性が52%もあるとのことで、この基準では少し身体への影響が出てしまうと言えるでしょう。
ちなみに、妊婦の女性の場合、1日当たり200mg未満の摂取が安全圏とされており、それ以上だと胎児に影響が出るのでは?と言われています。
実は、カフェインはそれだけ身体への影響が大きいものなのです。
HSPがカフェインで注意すべきこと
HSPはカフェインと付き合う上で注意すべきことを考察してみます。
中毒性
HSPの方は、カフェインに敏感に反応するから問題ないと考えがちですが、
敏感度が人それぞれである以上、カフェインの中毒性を考慮して摂取しなければならないです。
カフェインは、「カフェイン中毒」という症状も起こるほど、依存性のある物質であると知られています。
一回の摂取量は少なくても、繰り返し摂取すると、精神的依存と目を覚ます効果(覚醒効果)が使用ごとに減少するということが起こります。
いわゆる薬物依存と同じ状態となりますので、効果を得るためにさらに大量のカフェインを摂取しようとしてしまいます。
これを避けなければ、HSPとしては大きく体調を崩してしまいかねません。
意外なものにもカフェインが含まれている

カフェインに敏感なHSPであれば、その食べ物にカフェインが入っているかどうか事前に確認するかもしれません。コーヒーやエナジードリンクはわかりやすいですが、実は意外なものにもカフェインは含まれていますので、注意が必要です。
- チョコレート
- 緑茶
- 烏龍茶
- 紅茶
- コーラ
- 栄養ドリンク
上記以外にも結構あるのですが、知らず知らずのうちにカフェインを摂取しているなんてこともざらにあり得ます。そうなると、知らないうちにカフェインによって体調が悪くなるなんてこともあるでしょうから、過剰にならない程度に、注意をする必要があるでしょう。
HSPのカフェインとの上手い付き合い方
ここまでだと、カフェインがとても怖いもののように感じてしまうかもしれません。
しかし、カフェインは適正な範囲で摂取していれば、健康には何も問題はありません。
HSPはカフェインに敏感に反応してしまうので、HSP以外の人と比べれば注意が必要ですが、過剰に毛嫌いする必要もありませんので、下記のような範囲で楽しんでみると良いでしょう。
午後にはカフェインを摂取しない
カフェインは目覚まし効果(覚醒効果)があるため、朝の眠い時間に飲めば、
スッキリと目覚めるのに効果的と言えるでしょう。
しかし、敏感に反応してしまう体質で、午後に摂取してしまうと夜眠れなくなる(浅くなる)といった弊害が生まれやすくなります。
睡眠はとても大切な回復行為なので、夜の睡眠を妨げないように午後には極力カフェインを摂取しないようにしましょう。
眠気覚ましドリンクに工夫
仕事をされている方の多くが、仕事中に眠くなった経験があるかと思います。
そこでよく飲まれているのが、コーヒーなのですが、毎日のように飲んでいると、
カフェインの依存度と中毒性によって、効果が薄れてきます。
そうなると、毎日毎日摂取量を増やすことになってしまうので、
HSPの方は特にすぐ体調を崩してしまうかもしれません。
そんな時には、炭酸水など別の刺激で目が覚めるものを摂取したり、
自分で手をマッサージしたりして目を覚ますなどの方法を試みましょう。
カフェインに頼りすぎると、カフェインが効かなくなり、
摂取量が増え、体調を崩すという悪循環に陥ってしまいます。
まとめ
この記事に書いたように、カフェインはそれ単体での摂取や、適量の摂取は特に問題もありません。
しかし、依存度と中毒性があり、だんだん効かなくなっていくものでもあるため、
カフェインを用いて眠気覚ましを行うと、HSPとしては体調を壊しやすい状態を作ってしまいます。
こうならないように、カフェインの摂取量をコントロールしたり、
少し避けたりして生活すると、HSPとして生きやすい世界を作れることでしょう。