起業前に個人的な借入金(借金)を綺麗にしておくべき理由

起業前に個人的な借入金(借金)を綺麗にしておくべき理由

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起業したいと本気で考え始めるとしっかりしないといけないのがお金周りです。

法人で起業するにせよ、個人で起業するにせよ、起業では「支払うべきお金を支払えなくなった」ときに倒産を迎えます。もちろん、個人の場合には倒産というイメージとは少し違うかもしれませんが、事業の継続は難しくなるでしょう。

そんな時に心配になるのが、クレジットカードや車、住宅ローンなどの、起業前に個人的に作った借入金の存在です。

私リーレイが起業した実感で言えば、起業する前に個人的な借金はできる限り綺麗にしておくべきです。

このページでは、起業前に個人的な借入金をできる限り綺麗にしておくべき理由を具体的に紹介していきます。

目次

起業前に借金があっても起業はできる

起業前に借金があっても起業はできる

まず、大前提として、法人で起業するにしても、個人事業主で起業するにしても、個人的な借入金があるから起業できないわけではありません。

基本的にはほぼ全員に起業する権利がありますし、当然借入金がある人にも起業する権利があり、実際に起業することができます。

ブラックリスト入りしていても起業は可能

ちなみに、借入金があるだけでなく、その借入の返済が数回遅れたりして、いわゆる「ブラックリスト」に名前が載ってしまっている人であっても、法人設立にかかる手続きと所定のお金さえ支払れば起業できますし、個人事業主であれば手続きさえ行えれば問題ありません。

ただし、個人的な理由での借入金がある場合には、次の章でご紹介するような理由で融資を受けにくいというデメリットがあり、ブラックリスト入りしている人はほぼ確実に金融機関から事業の融資を受けることができませんので、起業はできるがハンデが大きいと考えておくと良いでしょう。

起業前の個人的な借入はできるだけ綺麗にしておくべき3つの理由

起業前の個人的な借入はできるだけ綺麗にしておくべき3つの理由

ここからは、起業前にしてしまった個人的な借入金はできるだけ綺麗にしておいた方がいい3つの理由について、1つずつ詳細にご紹介します。

無計画な人間だと思われる可能性があるから

起業後、すぐにやるべきことの1つに銀行口座の開設があります。

地銀、メガバンク、信用金庫、ゆうちょなどどこでもいいのですが、法人名や個人事業の屋号の名義の口座を開設すると、お金の流れが分かりやすくなるため、口座開設を行うことになります。

金融機関の担当者は、代表者個人の信用情報を調査することがあり、個人的な無計画な借入が多いようだと開設(取引)を断られることがあります。また、事業計画などを示して融資をしてもらうことが一般的ですが、その際にも人物像として無計画な人間だと思われていると融資をしてもらえる可能性が低くなりますので、非常に不利に働いてしまうのです。

個人の借入金が多いと事業資金の融資が受けられない可能性があるから

先述したように、起業して事業を行おうとする場合、金融機関から融資を受けて事業を回していくことが非常に多いです。

この際、代表者の個人信用情報や借入情報はほぼ当たり前のように調査されるため、個人的な借入金が多すぎると、それだけで融資を断られることがあります。

この傾向は融資専門の政府系金融機関である日本政策金融公庫でも同様であるため、個人的な借入金が多すぎると事業融資を受けることができないため、事業を始められなかったり、事業に対する先行投資ができなかったりします。

法人の借入金ではほぼ100%連帯保証人になるから

個人事業主として事業を始めるのであれば、事業に対する借入の補償は個人で負うことになるのは理解しやすいでしょう。

一方で法人の場合では、借り入れる名義は法人でありながら、個人である代表者は返済の義務をほぼ同等に負う連帯保証人となります。そのため、実質自分個人の借入金が増えるような状態になり、万が一事業がうまくいかなくなった場合にはさらに個人としての借入金が増えてしまいます。

リスクを無駄に広げないためにも、起業前に返せる借入金は返済しておくのが望ましいです。

最悪なのは個人借入金の遅延・無返済

最悪なのは個人借入金の遅延・無返済

個人的な借入金が起業前にあったとしても、期限内にしっかりと返済できていれば特に問題はありません。また、起業時点で返済していない分が残っていたとしても、計画的に返済していけることを説明できれば大きな問題になりにくいです。

この点において、最も良くないのは個人の借入金の返済の遅延や無返済(踏み倒し)です。これが判明した瞬間、ほとんどの金融機関は取引をしてくれなくなってしまいます。

ここからは、見逃しがちなポイントや情報確認方法をご紹介します。

スマホ代や水道光熱費の遅延も危ない

「個人的な借入金」と聞くと、消費者金融やカードローンなどで「お金を借りてきた」というものを想像してしまいがちです。しかし、実際には信用情報では継続的な支払いがあるものや、公的なライフラインの支払いに対しても遅延がないか確認されることがあります。

具体的には毎月支払っているスマホ代や水道光熱費などです。特にスマホ代に関しては、本体価格が割賦販売(分割)になっていることが多く、この分割分は借入として見られる場合が多いです。

金額として多くありませんので、金額が問題になることは少ないですが、支払いの遅延がないようにしていきましょう。

クレジットカードや自動引き落としも確認

こちらも借入金と聞くとあまりイメージできない点となりますが、クレジットカードの引き落としや、銀行口座に直接かけられている自動引き落としについても確認しましょう。

1度ほんの数日遅れてしまった程度であれば大きな問題になりませんが、数回支払いに遅れていたり、引き落としできていない場合などは、信用情報に「傷」として掲載されてしまっている可能性があります。

CIC情報は先に確認しておこう

CIC情報とは、個人の金融信用情報を取り扱う情報サービスで、個人でもお金を払えば見ることができます。

CICを確認して自分に金融事故(信用情報の傷)がないかをあらためて確認してから金融機関に出向くと良いでしょう。

もし、自分の金融信用情報に事故があった場合、事故があったタイミングから半年ほど空けてから融資などの相談に行くと否認されにくいです。

まとめ

このページの内容をまとめます。

  • 個人の借入金があっても、ブラックリストでも起業自体は可能
  • 個人の借入金が多かったり、ブラックリストに掲載されると不利な点が多いので早めに返済するべき
  • 事業融資を受けられないのは事業のスピード感にとってマイナス
  • スマホ代やクレカの支払いなどの個人の支払いにも気を付ける
  • CICにて個人の信用情報を先に確認しておくことをおすすめする

以上です。

このページを参考に、ぜひ起業を成功させてください。

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